室田建設の仕事について Our Work
優れた工事品質を担う、現場の責任者として
施工管理技術者は、土木工事をあらゆる面で管理・統括する現場の総責任者。したがって現場監督と呼ぶこともあります。現場監督は特定の資格はありませんので、未経験の新入社員は現場作業を経験しながら施工管理の技術を学び、少しずつ小規模な現場から監督を経験するなどしてステップアップしていきます。
そのうえで経験年数が受験資格に達すれば、国家資格の土木施工管理技士に挑戦。上級資格を取得するほどスケールの大きい現場で活躍できるようになります。当社では1級・2級土木施工管理技士はもちろん、ほとんどの技術者が複数の専門資格を取得。高品質の施工管理を行うためスキルアップに意欲的な環境です。
WORK 01 4つの視点から施工計画を立てて実行する
施工管理の「管理」には、大きく分けると工程管理・安全管理・品質管理・出来高管理の4つがあります。施工管理者は案件を任されるとまず施工計画を立て、日程や施工手順をまとめるとともに、必要な機材や資材、作業員の手配を行います。工事が始まると進捗状況の確認はもとより、作業員や地域住民の安全は確保されているか、品質は目標通りに達成されているか、コストは予算内に収まっているか細部にわたり確認・調整します。
そのほか、役所に提出する書類の作成や、周辺住民への説明なども行うので、管理技術に加えてコミュニケーション能力も求められます。
WORK 02 工事写真や測量もIT化が進む
監督する仕事というと、実作業は少ないと思われがちですが、決してそうではありません。なかでも工程記録や品質管理の大切な資料となり、役所に提出する報告書にも必要な工事写真の撮影は、施工管理者の重要な業務です。工事写真とは、着工前から完成まで各段階の施工状況や施工過程を写真で記録するもので、事前にしっかりとした撮影計画が必要です。
最近では現場もIT化が進み、膨大な写真の整理や管理もシステム化されています。また測量の実践もしくは測量機器の操作指導も施工管理者が行います。これも最近はタブレットなどを活用して効率的に行っています。
WORK 03 重機操作や作業などの現場実践
水道工事をはじめ、災害時などに緊急対応が求められることから、当社では迅速に準備を整えて現場に向かえるよう、設備一式や作業員を自社で用意する内製化を進めています。時には施工管理者も作業員と現場作業を行うほか、望めば重機の扱いなどが練習できるので、例えば現場で緊急に重機を動かす必要に迫られたときにも安心です。
設備の充実ぶりを象徴するのは、市の業者ではきわめて珍しい「船」を所有すること。濁流による浮遊物や魚の除去などに使っています。こうした背景から当社の施工管理者は、実践力を兼ねた現場の指揮者として信頼されています。